■ニート フリーター は国を破滅させるか?いあ、むしろ国を破滅させるのは・・
ニートやフリーターの就職支援でパソコン講座。これはジョブカフェ以上に違和感のある企画だったりする。
おそらく、以前にNHKの番組でニートやフリーター問題を取り上げる討論番組で紹介されていた「就職したいがためにパソコンを独学でならう若者」をヒントにしたのだろう。
しかし、その番組でも指摘されていたが、ニートやフリーターはジョブスキルがないから就職できないのでは決してない。ましてや、ニートやフリーター、引きこもりも含めて家の押し入れの中で膝を抱えてうずくまっている人は、ごく少数でその多くは、パソコンで外部とつながっているのである。
ほっとは以前、こういった若者の特集を考えていて、多くの就職していない若い奴に話しを聞いたが、彼らが「閉じこもって」いるように見えるのは大人が彼らの文化を理解していないからそう見えるだけなのだという一面がある。
たとえば、パソコン。パソコンとゲームを混同する人は多い。キーボードに1日向かっていたらどうも不健康、それも躰に悪いというよりは精神的にいびつであったり、病んでいるように見えるようで、大人はそれを怖がる。
しかし、1日ボーとテレビを見ているのとは違い、パソコンは通信機器としての意味合いを増してきている。その向こうには確実に人がいるのだ。
またパソコンの向こうの人は、現実の人とは違い、非常に等身大の人間である場合も多いという事実はたしかにある。これはダブルバインドの現実と、本音が飛び交うリアルなネットの人間関係という「虚実の反転現象」という奥深い話しなのだが。
また、パソコンのスキルが就職に役立つというのも幻想的だ。
時々パソコンが使えたらすばらしいチラシがつくれるようなことを思っている人がいて、実際パソコン教室で年賀状の作り方を覚えたとかでデータを持って印刷のお願いにくる人もいるが、使い物にならない。印刷できるデータですらなかったりする。
大手のシステム保守管理者は、ハッカーの引き抜きから人材を確保し、エクセルやワードやパワーポイントが使えるからと、ひきてあまたになることはほとんどない。書道の級ぐらいの意味合いはあるかもしれない。
これらのパソコン神話は、パソコンを使えない大人が作り上げたもので、多くの若者は、そんなスキルははなから持とうなどしていないどころか、そんなソフトわざわざ使わなくても…なのだ。
ある引きこもりの若者は、1日パソコンにはりつきネットゲームにのめりこんでいた。やがてプログラムの興味を持ち、そして大手ゲームメーカに潜り込み、今や人気の作品のプログラマーとして活躍している。彼は興味深いことを言った。
「甘えた考えかもしれないけど、仕事しなくても食べていけるなら、そんな時期があってもいいと思う。僕は、引きこもっていた頃のインターバルの中で好きなことを見つけ、ネットで人脈を見つけ、今仕事をしている。なんにもしない時期があってもいいと思う。充電期間なんかじゃない。なにもしなくても食べていけるという贅沢な時間が必要だったんだと思う」
さて、ニートやフリーターはこういった国や自治体の動きを、他人事のように見ているのだが、なぜこの空回りがおこるのだろうか?
今回のパソコン講座も調べてみたら、兵庫県の事業でニートやフリーター対策に関わるNPOをを募集し、その企画コンペで選出したらしい。
そもそもニートやフリーターや、「仕事をしたいが就職先がない」や、「自分の好きな仕事が見つからない青い鳥症候群」や、引きこもりや、社会に適応できないなどがごちゃまぜで、それらすべてを「仕事をしていない」という括りでかたづけてるもんだから、空回りは止まらないし、本気でどうにかしようとは思ってないように見えてしかたがないのだ。
フールドワークのないところに企画は産まれるはずく、問題の根幹を知らないものに何かをまかせるべきではないと思うのだが。
※写真は「うめずかずおが、もしビスコのパッケージをつくったらこうなる」これぐらいのことは、ヒッキーはすぐに出来る。
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